樹木は、暑くても、寒くても、雨の少ない年でも、毎年必ず年輪をひとつずつ刻み、着実にひと回り大きく育っていきます。
だから樹木の成長に後退ということはなく、環境が良かったから大きく伸びたとか、悪かったから縮んだということはありません。

例えば干ばつの年には、いち早く葉を落として体力を温存するというように、厳しい環境下でも自ら工夫して少しずつ成長していきます。
そして自然の摂理に順応し、年月を重ねバランスよく、無理なく育った樹木は、堂々とした大樹として成長します。

企業経営においても同様のことが言えると思います。
自社の業績が悪化したときに、景気が悪いから仕方がないと、外部環境の理由にしてしまっていては、経営上の問題に向き合わず、本質的な改善が行われなくなってしまいます。
目まぐるしく移り変わる社会情勢や価値観の変化など、企業を取り巻く環境が激しく変動する現代においては尚更に、変化に対応する努力を怠ることなく、環境に左右されない経営を行わなければなりません。

環境の影響を受けて経営が揺らぐことのないように、そして無理なく適正な右肩上がりの成長を続けられるように、創意工夫しさまざまな手を打ち続ける必要があります。そして目先の利益や急成長にとらわれず持続的成長を第一とし、社員の幸せや社会の進化向上に貢献するという本来の目的を見失わないようにしなければなりません。

樹木が年輪を重ねるように、正しい歩みで着実に企業の発展と全従業員の幸福を実現し、
ひたむきに人の世のために役立つ企業組織を完成することに努力いたします。

株式会社フェアブレーン

代表取締役